オシャレなお庭に必ずある最強の使える中低木3選!
中低木を取り入れて、お庭をランクアップしましょう

立派なシンボルツリーをお庭の一番いいところに植えたけど、なんか物足りない、、
シンボルツリーの足元に草花を植えてみたけど、まだ物足りない、、、
そんな時は、オシャレな中低木を一緒に植えてみませんか?
実は、オシャレなお庭には必ずと言っていいほど、この中低木の存在があります。
お庭に中低木があることで、高、中、低、そして、下草、それぞれの木や草花がバランス良く配置される事で、高さが緩やかに繋がり立体的で奥行きのあるお庭が出来上がるのです。
そこで、今回は、中低木初心者の方におすすめの「絶対に失敗しない最強の中低木3選+α」をご紹介したいと思います。
またご紹介する中低木は、シンボルツリーの足元でなく、それだけの単体で植えても見栄えのするものばかりです。
高木の木をお庭に植えるのはちょっと、、という方は、この中低木から始めてみてもよいのではないでしょうか。
目次
マホニアコンフューサー(常緑低木)
細長い葉が特徴。スタイリッシュな雰囲気
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マホニアコンフューサーは、放射線状に広がる枝先から細長い葉を複数枚付けるスタイリッシュな常緑低木です。
和のイメージがありますが、和洋どちらにも自然に馴染むことが出来るので、周りに植える植物によってどのような雰囲気も作れる万能でオシャレな低木になります。
最近ではその万能さが評価されるようになってきており、オシャレな住宅やショップ先でも見かける事が多いマホニアコンフューサーです。
とにかくマホニアコンフューサがポンとあるだけでも、雰囲気を「らしく」感じさせてしまう実力のある植物です

お花が少なくなる秋にかけては、爽やかな葉の中心から飛び出してくるような黄色の可愛らしいお花が咲きます。マホニアコンフューサーの葉とのコントラストも魅力的に映るでしょう。また、寒くなると葉が赤くなり紅葉も楽しむことができます。
オタフク南天(常緑低木)
縁起の良いネーミング。冬の紅葉時は存在感抜群

オタフク南天は「お多福」南天という縁起の良い漢字が入る事から、新築時やお祝い事の際にお庭に植えられる事が多かった常緑低木です。近年ではそのような習慣も少なくなってきたように思いますが、最近では冬の紅葉が大変美しく、改めて注目が集まっています。

冬以外の時期は目立たずひっそりとお庭を緑でカバーしています。だからこそ、冬になるつれて徐々に赤く彩っていくオタフクナンテンの葉は、寂しくなった冬のお庭で存在感が抜群なのかもしれません。
みなさんのお庭の高木の下で、美しく彩られた赤い葉のオタフク南天が生き生きと輝く光景を想像できるでしょうか。単体でもキレイですが、高木の下をカバーするように植栽するのもオススメですよ。
フィリフェラオーレア(常緑低木)
糸状に垂れ下がる枝が独特な雰囲気。ライムグリーンの葉が美しい。

ふわふわした優しい雰囲気の常緑低木のフィリフェラオーレア。
苗の状態だけ見ると、樹形が何とも言えない頼りないように見えます。ですが、乱暴な言い方をすれば、植えてみれば間違いなく、フィリフェラオーレアの実力が理解していただけると思います。
このふわふわとした葉と何とも言えない立ち上がった樹形が、ほかの植物や景色と馴染み、景色を一つにまとめ上げてくれるのです。
そして、植えることで実は街のいろんな場所の植栽でも多く利用されていることに気が付くでしょう。

フィリフェラオーレアの葉は、春~秋はライムグリーンから黄色に近い色をしており、冬になると色味が増してゴールドに近い色に目を引きます。
また、このフィリフェラオーレアは、植え付け後の管理がほぼ放置で良いという初心者の方には嬉しいポイントがあります。
害虫や病気に強く、水やりも雨のみでOK。成長が早いので程よく立ち上がっていき油断すると大きくなるのですが、刈り込みに強いので、みなさんのお好みの高さで切り詰めることが出来ます。
おまけ
ふわふわした白花が可愛いらしいシモツケスノーマウンド
シモツケというと赤花が多いのですが、シモツケスノーマウンドは白花になります。今回紹介する中で、いわゆる「花らしい花が咲く」中低木です。
ユキヤナギやコデマリと同じ仲間ですが、シモツケスノーマウンドは枝が枝垂れる事なく一般的な樹木のように上向きに成長します。しかし、シモツケ特有の軽やかさがある花は健在なので、どこか儚げな可愛らしい印象を受けるのです。
また、花だけに限らず、芽吹きや紅葉の時期の葉も美しいのが特徴です。明るい緑色の葉は、明るい印象のお庭を演出する事も出来ますし、日当たりが良ければ葉色はさらに美しくなります。
暑さ寒さにも強く、害虫や病気にも強いので初心者の方には管理しやすい中低木になります。冬に落葉するので、バッサリ剪定すると大きくなるのをコントロール出来るでしょう。
黄金斑でお庭が軽やかになるプリペットレモンアンドライム

可愛らしいネーミングの常緑中低木、プリペットレモンアンドライム。その名の通り、葉の外側がレモンイエローで内側がライムグリーンという特徴的な葉を持った、黄金斑の品種になります。
害虫も付きにくく水やりも雨任せなので、植え付け後は放置で構いません。
成長速度は種類によって様々で、基本種のプリペットに比べたら緩慢ですがそれなりに横への成長が早いので、それを見越した植栽計画を行った方が良いでしょう。
プリペットレモンアンドライムは、花より葉そのものを楽しむ品種で小花の観賞価値も低いです。花を期待しなければ、暑さの厳しい時期以外なら剪定が可能なので管理も簡単です。剪定に対しても強い耐性がありますので、初心者の方でもトライしやすく好みの高さで調整する事が出来るでしょう。
それでも、花を観賞したいという時には秋以降の剪定は避けましょう。
まとめ
今回はおすすめの中低木のそれぞれの魅力とお庭での役割をご紹介しました。
シンボルツリーを考えるところから始まったお庭作り。みなさんが想像される魅力的なお庭に近づくためにも、ぜひ中低木へチャレンジしていただきたいです。
それでも迷われる時には、シンボルツリーに拘らないで、お庭の他のエリアへ、まずはぽつんと植えてみるのもありです。ガーデニングは経験です。試してみて悪戦苦闘する事もありますが、中低木は、みなさんのお庭を魅力的にする心強いパートナーになってくれるはずです。
この記事のライター
九州在住のガーデニングライター
家作りをきっかけに庭管理を始めて12年。
関わってきた時間の分だけ、
植物の声が聞こえるようになりました。
子育てと似ていて上手くいかなかったり癒されたり!
難しく考えないで、
気になった植物に寄り添ってみてくださいね☆彡