【本音で厳選】プロが惚れ込む銅葉のおしゃれ庭木おすすめ11選
プロが惚れ込む銅葉のおしゃれ庭木

「庭にちょっと個性がほしいな」
そんなときにぴったりなのが、銅葉(どうば)の庭木です。
赤や紫がかった深みのある葉色は、植えるだけでおしゃれな雰囲気に。
1本加えるだけで、庭がグッと引き締まり、洗練された印象になります。
この記事では、ガーデニングのプロが本音でおすすめする銅葉の庭木11種を、低木・中木・高木別にご紹介。
庭の広さや目的に合わせて選びやすくまとめました。
「おしゃれで育てやすい庭木が知りたい」
「個性的だけど悪目立ちしない庭にしたい」
そんな方は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
目次
低木編
庭のアクセントになる銅葉の低木は、コンパクトで扱いやすく、デザイン性も高いのが魅力です。
ここでは、おしゃれで育てやすいおすすめの銅葉の低木を3種ご紹介します。
1.コルジリネ
2.アメリカテマリシモツケ・ディアボロ
3.ニューサイラン
コルジリネ|常緑

コルジリネの細く鋭い葉が放射状に広がる姿は、まるでアートのよう。
赤紫〜ブロンズ系の葉色が印象的で、モダンな家や直線的な外構にもよく映えます。
日当たりを好みますが、半日陰でもある程度育つので設置場所の自由度も高めです。
また比較的乾燥に強く、水やりの頻度も少なめでOKという点も、忙しいご家庭にとってはうれしいポイントです。
カラーリーフとして、他の緑の植物と組み合わせると色彩に深みが出ます。
コンパクトながら存在感のあるフォルムで、植えるだけで庭全体がスタイリッシュな印象になりますよ。
アメリカテマリシモツケ・ディアボロ|落葉

「落ち着いた雰囲気を出したい」という方にぴったりなのが、ディアボロです。
ディアボロの魅力は、何といってもその深く渋いワインレッドの葉色。
まるでチョコレートのようなマットな質感でやわらかな光沢があり、派手すぎず上品な印象を与えるのが特徴です。
剪定次第で樹形をコントロールしやすく、放任しても自然なまとまり感が出やすいのも嬉しいポイント。
春にはピンクがかった白い花も楽しめます。
さらに寒さに強く、北海道南部以南なら地植えも安心。
やや乾燥にも強く、初心者でも育てやすい品種です。
ナチュラルガーデンやシックな植栽を目指すなら、ディアボロは頼れる相棒になってくれるでしょう。
ニューサイラン|常緑

ニューサイランは、剣のようなシャープな葉が株元から美しく広がり、庭に洗練された印象を与えてくれます。
乾燥に強く、地植えなら手間もほとんどかからないので、忙しい方やローメンテナンスで楽しみたい方にぴったりです。
葉がしっかりしていて虫もつきにくく、季節を問わず一年中変わらない姿で存在感を放ちます。
玄関脇やアプローチなど、ちょっとしたスペースのアクセントにもよく映える万能なカラーリーフです。
中木編
中木の銅葉庭木は、ボリューム感が欲しい場所や、背景づくりにぴったり。
視線を引きつけつつも邪魔にならず、季節の移ろいも楽しめるのが魅力です。
ここでは、おしゃれで育てやすい銅葉の中木を4種ご紹介します。
1.トキワマンサク
2.ドドナエア・パープレア
3.ギョリュウバイ
4.スモークツリー
トキワマンサク|常緑

トキワマンサクは、カラーリーフとしても花木としても魅力的な銅葉の中木です。
黒紫がかった葉が一年中美しく、春になると明るいピンクや赤紫の花が枝いっぱいに咲き、葉とのコントラストが華やかさを引き立てます。
日当たりが良い場所を好みますが、半日陰でも元気に育つため、庭のどこに植えても楽しめます。
剪定で樹形を整えやすく、生垣や目隠しとしても活躍。
乾燥にも比較的強いので、忙しい方やローメンテナンス志向の方にもおすすめです。
ドドナエア・パープレア|常緑

ドドナエア・パープレアは、ナチュラルな雰囲気とエレガントさをあわせ持つ通好みの庭木です。
葉は季節ごとに表情を変え、春から夏はブロンズ、秋から冬は赤みのある濃い銅葉へと移ろいます。
風にそよぐ葉姿はとても美しく、庭にさりげない動きと彩りを添えてくれます。
成長はゆっくりなので剪定などの手間も少なく、乾燥や土質にも強いため、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
モダンな外構や洋風の庭にもよくなじみます。
ギョリュウバイ|常緑

ギョリュウバイは、コンパクトで可憐な雰囲気を求める方にぴったりの銅葉の低中木です。
ニュージーランド原産で、細かく密に茂る銅葉が庭に深みをもたらします。
春から夏にかけては、赤やピンクの小さな花が長く咲き続け、彩り豊かな景色を楽しめます。
枝は繊細で、やや枝垂れるようなやさしい樹形になるため、花壇の後方や寄せ植えのアクセントにもおすすめです。
過湿が苦手なので、水はけのよい場所を選ぶのがポイントです。
フェミニンな印象を添えたい場所にもよく映えます。
スモークツリー|落葉

スモークツリーは「花も葉も楽しめる、庭の主役級銅葉中木」です。
名前のとおり、ふわふわの花穂がまるで煙のように見えるのが特徴です。
銅葉品種は葉の色が深く、初夏の花穂とのコントラストがとても印象的。
成長は比較的早く、高木に近いサイズまで育つこともありますが、剪定で樹高をコントロールできます。
特に葉色が冴えるのは日当たりの良い場所で、広がりすぎないよう剪定すると美しい樹形が保てます。
独特の存在感があり、シンボル的な植栽を探している方におすすめです。
高木編
広めの庭や奥行きを出したいスペースには、高さのある銅葉の高木がよく映えます。
木陰をつくったり、背景として彩りを与えたりと使い方も多彩。
ここでは、景観の主役として活躍するおすすめの銅葉高木を4種ご紹介します。
1.アメリカハナズオウ・フォレストパンシー
2.ネムノキ・サマーチョコレート
3.ベニスモモ
4.銅葉サルスベリ
アメリカハナズオウ・フォレストパンシー|落葉

アメリカハナズオウ・フォレストパンシーは、花も葉も楽しみたい方におすすめな銅葉の高木です。
新芽から秋にかけては、ワインレッドやパープルのハート型の葉が美しく、庭にインパクトを与えます。
春には枝先にピンク色の小花が咲き、葉とのコントラストも魅力的です。
樹高は4〜5mほどまで育ちますが、剪定でコンパクトに仕立てられます。
1本あるだけで庭全体がぐっとモダンな印象に変わります。
ネムノキ・サマーチョコレート|落葉

サマーチョコレートは「涼やかさと柔らかさを庭に加えたい方に最適な高木」です。
繊細な羽状の葉は、名前のどおりチョコレートのような深い銅色で、風に揺れる姿も魅力的。
夏になると、ふんわりとした淡いピンクの花を咲かせます。
成長すると4〜6m程度の高さになり、広がる枝葉が程よい木陰をつくってくれます。
柔らかい印象を与える姿は、「やさしい存在感」をもたせたいときにぴったりの樹種です。
ベニスモモ|落葉

ベニスモモは、花と葉のどちらも楽しめます。
春には薄紅色のサクラに似た小さな花が咲き、続いて赤銅色の葉が庭に彩りを添えます。
秋には小さな実がなることもありますが、果樹目的というより観賞価値の高さから庭木として選ばれることが多い品種です。
樹高は4〜5mほどで、家まわりやアプローチなど、さりげないアクセントとしても使いやすい一本です。
銅葉サルスベリ|落葉

銅葉サルスベリは、夏の庭を華やかに彩りたい方にぴったりの高木です。
サルスベリ特有の鮮やかな花に、銅葉ならではの深みのある葉色が加わり、ピンクや赤い花とのコントラストがとても美しいです。
開花期が6月から9月と長いので、夏の間じゅう庭を明るく演出してくれます。
力強さと上品さをあわせもつ、庭の主役にもなる銅葉の高木です。
まとめ
銅葉の庭木は、赤や紫がかった深みのある葉色が魅力で、ひとつ植えるだけで庭の印象をぐっと引き締めてくれます。
この記事では、そんな銅葉の庭木の中から、プロが本音でおすすめする11品種を、低木・中木・高木に分けてご紹介しました。
どの木も個性がありながら派手すぎず、落ち着いた雰囲気を演出してくれるものばかり。
あなたの庭の広さや雰囲気に合わせて、ぴったりの一本を見つけてみてください。
この記事のライター
造園歴20年+αの植木屋&ガーデニングライター
★造園施工管理1級 ★造園技能士2級
植物の魅力を最大限に引き出し、美しく花咲く庭づくりをサポートするのがモットーです。
これまで培ってきた経験と知識を活かし、初心者の方にもわかりやすく植木や花のことをお伝えします。
「ほんの少しの工夫で、誰もが振り返る庭に」
そんなヒントをたっぷりお届けします。